公益社団法人 東京青年会議所(東京JC)

公益社団法人 東京青年会議所

公益社団法人 東京青年会議所1月例会報告

1月例会報告

Updated date 2017/11/13

2017年度1月例会 「和の心を世界へ~美徳溢れる国際都市「東京」の実現~」が開催されました。

第一部では、ご来賓の東京商工会議所 副会頭 田中 常雅様からご挨拶を賜りました。

引き続き、第68代理事長 波多野 麻美君による所信表明演説、ならびに歴代理事長のご協力のもとプレジデンシャル・リースの伝達式が、ご来賓、東京JCシニアクラブの皆様や各地会員会議所の同志たちの見守る中、荘厳な雰囲気の中で執り行われました。
また小池百合子東京都知事をお招きし、波多野理事長との対談も行われました。

a

a

a

a


第二部では新年賀詞交歓会が行われ、ご来賓・来訪JCの方々、メンバー同士の親交を深めました。

本年は「和の心を世界へ~美徳溢れる国際都市「東京」の実現~」をスローガンに掲げ、未来を切り拓くための原動力となるべくJC運動に尽力してまいります。

1年間、第68代理事長 波多野 麻美君率いる東京青年会議所をよろしくお願いいたします。

 

a


◆波多野理事長所信
【青年の使命を果たす】
JCのない国にJCを作るAPDCアジア太平洋開発協議会の活動で訪れた
ブータンで私が目の当たりにしたのは、国を想い、国を愛する青年たちの姿でした。
現地でリーダーとなっていてくれていたのはサンゲイという青年です。
サンゲイは旅行会社に勤める30歳の青年です。
彼は、ブータンでのJC設立に向けて毎日寝る間も惜しんで活動を続けていました。
私たちが知らない間に、彼は多くの人々を巻き込み、力強く運動を進めていたのです。
ある時、サンゲイは私に語ってくれました。

「ブータンの若者は皆リーダーになりたいと思っている。なぜなら祖国を良くしていくのは自分たちしかいないと思っているから」と。

祖国を良くしていくのは自分たちしかいない。
この言葉は、私の胸に鋭く突き刺さりました。
なぜなら、私は心のどこかで日本を良くするのは、私では
ない誰かだと思っていると気付いたからです。
そして、その時私が見たブータンの青年たちの姿は、1949年に東京JCを設立した先輩諸兄の姿と同じであったと想像しました。

国が違っても、時代が違っても、国のことを想い行動する青年の志は尊く、青年が社会に果たすべき使命は普遍的なものであると、私はこのとき確信したのです。

 

・【創始の志】
「新日本の再建は我々青年の仕事である」。
68年前、私たちの先輩はこの言葉に集い、東京JCを設立しました。
この言葉は、焼け野原になった東京を前に、この国をもう一度ゼロから立ち上げようとする青年たちの志を言葉にしたものです。
青年の使命を果たすために行動を起こし続けた先人たちの歴史があって、今の東京JCがあり、私たちの住む東京があります。
私たちは日本人として、都民として、今を生きる青年として、自覚と誇りを大切に、東京の未来の在るべき姿を私たちの行動によって創りだしていかなくてはなりません。

2017年度の東京JCのスローガン
「和の心を世界へ 美徳溢れる国際都市東京の実現」
申し遅れました私公益社団法人東京青年会議所第68代理事長の波多野麻美と申します。一年間どうぞよろしくお願いいたします。
2017年度の東京JCのスローガンは「和の心を世界へ 美徳溢れる国際都市東京の実現」です。この東京が国際都市としてさらなる発展遂げるためには経済的な豊かさと精神的な豊かさの両輪が必要です。
本年度、東京JCは時代に先駆けた運動を展開し、美徳溢れる国際都市東京の実現してまいります。

 

【誇り高き日本、東京そして和の心】
日本人は太古の昔から人だけでなく、自然や物などにも神が宿っていると考え、敬ってきました。
和の心とは、相手を慮り調和する心です。
これが和の心です。
先人たちはこの和の心を大切に時に対立するものや相容れないものを和解させたり、新しいものと古いものを融合させたりしながら、新たな価値を創造する力を発揮してきたのです。
東京JCで行ってきた小松川運動やわんぱく相撲のような社会にインパクトを与える運動を築き上げることができたのも、先輩諸兄が和の心を東京JCの運動に息づかせてきたからではないでしょうか。
時代が変わり、国際社会の一員として生きる私たちが抱える問題・課題は国の境界線を超え、各国との協力なしでは、解決できないことばかりです。
そのような中、昨年のイギリスのEU離脱やアメリカ大統領選の影響で世界では反グローバリズムやポピュリズムが伸長しています。
そんな今だからこそ、私たちは和の心を大切に、世界の中の東京のあるべき姿に向けて、抱えている問題・課題を解決していくことが求められているのです。

 

・【美徳溢れる国際都市「東京」とは…】
美徳溢れる国際都市「東京」とは、
日本人としての自覚と誇りを持って、積極的に世界と関わる市民が、
多様性と調和の重要性を認識し、新たな価値を生み出し成長し続ける都市です。

日本人の美徳の中には和の心が息づいています。
集団としての秩序、礼儀を重んじる態度、謙虚で節度ある行動、心を込めたおもてなし、これらの美徳は、すべて「和の心」が根底にあり、私たちの大切な価値観となっています。しかし、この私たちにとって当たり前の価値観は、世界にとっての当たり前ではありません。昨年のワールドカップにおいて、ゴミ拾いをした日本人が世界から賞賛を浴びました、私たちにとって特別ではない行動が、世界の人々の心を動かしたのです。私たちはこの素晴らしい日本の価値観をしっかりと受け継ぎ、次の世代へとつなげていかなくてはなりません。いつの日も社会はそこに属する個人によってつくられます。まずは東京JCメンバー自らが、リーダーとして地域と世界をつなぐ先駆者となり、東京の価値を創造していくのです。
そして和の心を東京、日本だけでなく世界にも広めていかなくてはなりません。世界の人々が和の心を重んじて行動し、弱者への共感を忘れずに多様な価値観を受け入れることができれば世界が抱える問題は協調性を持って平和的に解決されていくでしょう。和の心を行動で示し、世界へ広めていくことで恒久的な世界平和へと導いていくことが国際社会を牽引していく日本人の担うべき役割と考えます。

 

「美徳溢れる国際都市東京」の実現のために、3つのテーマに取り組んでいきます。
1つ目は「和の心を世界へ発信する真の国際人の育成」。
2つ目は「多様な個性を組織の強みに変えるダイバーシティマネジメントの推進」。
3つ目は「東京JCブランドの確立による新たな価値の創造」です。

1つ目の、和の心を世界へ発信する真の国際人の育成はアイデンティティの形成です。
ヒト・モノ・カネ・情報が国のボーダーを超えている中、日本人としてのアイデンティティと国際社会の一員としてのアイデンティティを持って地域と世界をつなぐ真の国際人が必要なのです。
海外における私たちの最大の個性の1つは日本出身であることです。自分のアイデンティティを開示することは、国際社会でのコミュニケーションにおいてとても重要なことです。和の心を通して日本人の精神性を学び理解するとともに、東京JCの強みを活かした民間外交を積極的に行い、真の国際人を育成していきます。我々の歴史を知る縦の思考、そして国際社会を知る横の思考を身に付けてイノベーションを起こしていくのです。

ダイバーシティ&インクルージョン
2つ目の、多様な個性を組織の強みに変えるダイバーシティマネジメントの推進は「働き方改革」ならぬ「リーダーシップ改革」です。少子高齢化に伴い、労働人口が減少する中、女性、高齢者、障がい者、外国人、LGBTなど表層的なダイバーシティだけでなく、異なる価値感を持った深層的なダイバーシティを受け入れ、共に働き、高い生産性を実現することが求められます。しかし、それは決して簡単なことではありません。異なる習慣や異なる価値感をもった人間が共にいれば、摩擦が生まれ、生産性が高まるどころか、低下することはよくあることです。
わたしたちはそのような異なる多様な個性を組織の強みに変え、牽引できるリーダー即ちダイバーシティマネージャーとなっていきます。そして多くのダイバーシティマネージャーを生み出していきます。2017年度は23区委員会の地区事業すべてにおいてダイバーシティ&インクルージョンに取り組んでまいります。まずは今までになかった個性を取り込み地域の発展に活かしていくダイバーシティマネジメントを我々から実践します。その実践結果を検証して政策提言を行い、私たちの運動からすべての個性が活躍できる社会を築いていきます。

 

(政策)
積極的な関わり(ブランディング)
3つ目は東京JCブランドの確立による新たな価値の創造です。
私たちの運動がさらなるインパクトを社会に与えるためにはもっと多くの人々に私たちの運動の参画者となってもらう必要があります。
そのために、私たちは「東京JCブランドを確立」し、東京JCの価値を、より多くの参画者を増やしていきます。
その増やしていく参画者とはメンバーであり、賛助企業であり、私たちの運動へ参画してくださる地域市民の皆さんです。言いかえればメンバーの拡大・スポンサーの拡大・サポーターの拡大ということです。それらの人々の数を増やしていき、数を力に変えてより社会に大きなインパクトを与えていきます。第5回都民意識調査の検証結果を最大限に活用氏構築する市民目線のより価値ある運動と多様な多くの人々と切磋琢磨し成長する機会を創出するJCならではの人材育成により東京JCブランドを確立し、新たな価値を創造していきます。

青年のあるべき姿
皆さんは、「日本なんか、東京なんか」と悲観したり「どうにかなる」と楽観したりしてはいないでしょうか。
私たち青年は第三者ではなく、当事者として地域や国の未来のために率先して行動するのです。
私たち青年は物事の批判や他人の評価をする評論者ではなく、能動的に行動する実践者となるのです。
私たち青年は、できない理由を並べるのではなく、できる方法を見つけ出し、やり遂げるのです。
私たち青年は、見たり聞いたりすることで満足せず、果敢に挑戦するのです。
私たち青年はいかなる変化も恐れず変化を楽しむのです。

 

青年たちの行動が社会に大きな影響を与え、人々の意識を変えられることは歴史が証明しています。そして、私たちも必ずその一人になれるのだと確信しています。
私たち東京青年会議所の可能性は無限大です。なぜならば、東京の未来は今日の私たちの行動によって創られるからです。
私たちの英知と勇気と情熱を集結させて、私たちの手で明るい豊かな社会を実現していきましょう。
最後に、一年間理事長として、東京JC創始の志と和の心を胸に時代に先駆けた運動を行い美徳溢れる国際都市東京の実現に向けて邁進していくことを皆様にお誓い申し上げ私の所信表明とさせて頂きます。一年間どうぞよろしくお願い致します。