公益社団法人 東京青年会議所(東京JC)

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公益社団法人 東京青年会議所3月例会報告

3月例会報告

Updated date 2017/05/19

平成29年3月16日、有楽町朝日ホールにて2017年度3月例会「一人一道 ~文化から学ぶ和の心~」が開催されました。

 

【開催概要】

国際環境の変化が目まぐるしく、ヒト・モノ・カネ・情報・サービスが国際的に流動している今日において、外国人と触れ合い相互理解を進めることは、国際社会にとって共通の課題です。日本の首都である東京都は、全国で最もこの傾向が強く、第5回都民意識調査に見られるように、東京の国際化に伴い治安やマナー問題など身近な観点から、外国人に日本文化をより深く理解してもらうとともに、自らも異文化の理解を進めたいという機運が高まっています。世界と信頼関係を構築し、世界と日本の地域を繋ぎ、多様なバックグラウンドを持った外国人と相互理解を深められる人材が今求められています。そこで、本年度3月例会では日本文化から和の心を学ぶことの意味や必要性を理解し、個人の意識の中に民間外交の礎を築くべく日々の活動から”和の心”を世界に伝える活動をしておられる千宗室氏に基調講演をいただき、呈茶ブースでは立札の茶席で美味しいお抹茶と和菓子が振る舞われ、和の心を体感できる例会となりました。
さらに、日本滞在歴が40年以上、駐日大使全体の代表となる「駐日外交団長」として日本人以上に日本への造詣が深マンリオ・カデロ大使とタレント パトリックハーラン氏(パックン)にクロストークをしていただきました。


 

【基調講演】

裏千家16代家元 千 宗室氏 
自国の精神性や文化について「日本人の美意識とは異なりを認め合いながら、共に生きること。それが和である」と説き、「人が生活を営む場所には、世界を潤す文化が生み出される。文化が、人としての優しさや慈しむ心を育てる。伝統文化と言えども前例や基本ルールに捉われすぎず、変化にも適応しながら道を拓いていく。また、ルールとマナーは異なり、他を思いやる少しのマナーさえあれば、そこから潤いのある未来がうまれる。」と講演頂いた。


 

【基調講演】

サンマリノ共和国駐日特命全権大使 マンリオ・カデロ氏 
和の心を世界中の人が持っていれば、平和な世の中になるというお話しをいただいた。日本のおもてなしは素晴らしいものがある。ただし、ちょっとの工夫(例えば、英語表記を増やす)でより素晴らしいものになり、経済にも大いに寄与することができる。


 

【クロストーク】

サンマリノ共和国駐日特命全権大使 マンリオ・カデロ氏×タレント パトリック・ハーラン氏
日本の文化(例えば、譲り合う、意図を汲み取る、空気を読む、はっきりNOと言えない)を誇りに持って、仮にマイナスのことのように指摘されても、本来はすばらしいことかもしれない。また、議論するべきときはする、そのためには皆さん自身が日本のことをよく知って、議論するための土台を築いている必要がある。和の心を世界中の人が持っていれば平和な世の中になるのではないか。
お二人の軽妙なトークで会場は大爆笑の渦に巻き込まれました!


 

■ ロードマップ

本例会を通して、日本文化背景にある歴史や精神性を体験し、今後外国人と接する機会が増えていく中で、和の心をもって接することを意識付けできました。「真の国際人」たる人材を輩出するという目的に向け、「己の文化を知り他との異同を認識する」力を深める為の例会でした。
また、国際都市推進委員会として国際政策委員会と協同で、勉強会で日本文化を通じた日本の精神性を学ぶ(インプット)機会と、4月例会や大使館勉強会などで世界に向けて日本の魅力を発信する(アウトプット)機会を提供していきます。インプトットとアウトプットを通じて、都民が日本人としてのアイデンティティの確立を促進します。また、東京青年会議所としても、大使館をお招きして外国人の方とグループワークをすることに主を置いた4月例会やアジア会議、世界会議などの国際交流を通じて本日学んだ和の心を発信して、参りたいと思います。