2018年度11月例会報告

東京JC 11月例会

1+1=∞ 組織力を強化して逆境を突破する

~組織力で個の総和以上の力をもたらそう~
2018年11月例会報告書

学び、それを実践につなげる
チーム力がなければ通用しない

突然の監督交代劇の余韻を残したまま開幕を迎えたような今年のサッカーW杯。負けられない戦いに全力で挑んだ西野朗前監督を招き、日本中を熱狂させた躍進の裏側をお聞きした11月例会。組織力が生み出すもの、その引き出し方という関心の高いテーマに、会場を埋め尽くした来場者は真剣に聞き入りました。2部の柳瀬智雄氏による、ビジネスの現場に即した公園も、メンバーそれぞれに大きな気づきを与えてくれました。

実例に則した組織力強化方法に
活発な質疑応答が巻き起こった

組織力のテーマを語っていただくにふさわしい、西野前監督の登場に会場は湧きました。チームスポーツであるサッカーは、まさに、個の力の総和以上の力をもたらして、はじめて勝利をつかむことができます。「ボトムアップを重要視した」という西野氏は、それぞれに個性的な選手たちをいかにまとめていったかを話してくれました。 選手ひとりひとりが自分のパフォーマンスを信じて発揮すること。それは勝利に向けて欠かせないことではありますが、ともすれば我を通すことにもなりかねません。まず大切なのは共通の目標設定だといいます。日本代表の場合は、「ブラジルのリベンジ」。メンバー間、そして監督とメンバーが心をひとつに目標を共有すること、そのうえでの信頼感が何より大切という言葉が力強く響きました。

ひとことも聞き逃せない
キーワードだらけの熱い講演

「社内の人材の力は70%も活用されていない」。第2部、柳瀬氏の言葉は衝撃的でした。本人は100%頑張っていると感じている。けれど実際は70%発揮できたらいいほうだと。それを100%にすることができれば、経営者と社員の意識の齟齬が埋まり、企業力もアップする。ではそのためにどうするか。実例を豊富に交えた柳瀬氏のお話は、まさに目からウロコの連続。「給料アップだけではモチベーション維持につながらない」。「他責ではなく自責の念をもたせること」。チーム力で逆境を乗り越えるためのポイントが満載でした。

対話による発散と収束を経て
共有できる価値観を見出していく

西野氏、柳瀬氏ともに共通して重要なことというのが、対話と価値観の共有。「選手たちの言いたいことを引き出す」ことを西野氏は大切に。「一方的に話すのではなく、相手の話を聞く。一生懸命に聞く」ことが重要と柳瀬氏は言います。言いたいことを言いやすい雰囲気、安心できる雰囲気をつくり発散させるプロセス。その後、まとめるための収束のプロセスにもっていく。その過程を経て、共に大切にする価値観を見出し共有する。それこそが真のチームづくりに欠かせないのだと学びました。