中長期ビジョンとは
青年会議所会員は、綱領に示されているように「明るい豊かな社会の実現」を創設以来の理想としてきました。そして、「明るい豊かな社会」の具体的なあるべき姿は、時代や社会情勢に応じて常に変化すると考えられます。
私たち公益社団法人東京青年会議所(以下「東京青年会議所」)は、時代や社会情勢に即した「明るい豊かな社会」のあるべき姿を提示するために、定期的に中長期ビジョンを策定しています。中長期ビジョンは、東京青年会議所の運動の方向性を示す未来へのメッセージであり、常に更新されるべきものです。
直近の中長期ビジョンは2020年度に策定され、東京青年会議所はこのビジョンのもとで運動を展開してきました。しかし、生成AIの浸透や各種テクノロジーの発展、地政学的な緊張の高まり、深刻な地球温暖化など、過去5年間で社会は急速に変化し、不確実性が一層強まっています。これらの環境変化を踏まえ、東京青年会議所は新たな「2025中長期ビジョン」を策定しました。
東京青年会議所は、毎年役職が交代する単年度制を採用しています。この単年度制は、リーダー育成という観点では有意義ですが、運動展開においては一過性のものとなりやすく、継続的な発展が困難になるおそれがあります。さらに、社会課題の複雑化・長期化を踏まえると、対症療法的な対応ではなく、根本的解決に向けた中長期的視野に基づく戦略的かつ継続的な運動展開が必要です。
このような背景を踏まえ、東京青年会議所は、年度初頭に「理事長所信」として発表される年度指針を、中長期ビジョンを基盤とした具体的な年間運動方針として位置づけています。年度指針で打ち出された組織や機能・役割をもとに、各会議体・委員会等ごとの運動方針である「基本方針」を策定し、この基本方針に基づいて具体的な運動展開へとつなげています。つまり、年度指針や基本方針はすべて、中長期ビジョンの実現に向けた具体的な指針であるといえます。東京青年会議所は、中長期ビジョンを基盤に運動構築をしていくことで、継続性と一貫性をもった運動展開を可能としています。



