中長期ビジョンとは
青年会議所は、「明るい豊かな社会の実現」を基本理念としています。そして、この理念の内容は、その時代や社会情勢に応じて常に変化していくものとされ、「中長期ビジョン」という形で具体的に示されます。 青年会議所の組織は一年ごとに役職が変わる単年度制を採用しており、ややもすれば単発的で継続性に欠ける状態に陥ってしまいます。しかし、一つのビジョンのもとに運動を構築していくことで、連続性をもった運動展開が可能となるのです。 東京青年会議所は、次の新たな時代の青年会議所運動を一つのビジョンのもとに展開していく必要があるとの考えから、2020年、中長期ビジョンを策定するに至りました。
ビジョン策定までの流れ
STEP1 ▶ 意思と課題、ゴールを明確化する
東京JCとして得たい価値や未来像を確認しながら、ビジョンを持つ意義、動機、達成された状態を明確にした上で、ゴールへのステップとフォーカスについての戦略を持つ。そして、過去の東京JCの運動を振り返り、変えていくもの、変えてはいけないものを検証しながら、ビジョンを有効に活用する方法、プロジェクトの基本的方向性、設定する分野やテーマを具体化する。
STEP2 ▶ 認識を深化させる
世界や日本の社会、経済、環境等の状況を分析し、未来を予測する。ベンチマークとするべき地域、国、時代等を設定しながら、我々の社会における有形無形の強みや弱み等を検証し、あるべき社会像としての「明るい豊かな社会」とはどのような社会を意味するのか、議論する。同時に、JCI東京について自己規定を行う。
STEP3 ▶ ビジョンを創出する
分野別にビジョン・マッピング、バリューグラフ等を用いながら、政策分野ごとに出された言葉同士の関係性を明確にし、キーとなるコンセプトを抽出する。その後、当該コンセプトを踏まえたビジョンを言語化して形にする。また、当該ビジョンに向かう際に持つべき視点や取り組み等を規定する。