年間スローガン
基本方針
未来へつなぐビジョンのアップデートと、共感が生み出す運動のうねりを
2025年度は、2020年に策定した5年間の中長期ビジョンの最終年度にあたり、これまでの5年間の運動を総括するとともに、次代に向けたビジョンを示す必要があります。未来を見据え、無限の可能性に挑戦する道標として新たな中長期ビジョンを策定し、「新社会システムの創造を通じた個人の意識改革」を推し進めていきます。
主体者としての積極的な社会参画を促す契機として、私たちは「共感される運動」を創りあげる必要があります。私たちの運動は世界に認められるポテンシャルを持っています。私たちの運動を、各地域から東京・日本・世界へと広がりを見せる運動に成長させ、大きなうねりを起こしていきましょう。一人ひとりがより良い未来を描き、夢と希望を持って取り組めば、そのうねりは明るい豊かな社会の実現につながります。
東京青年会議所のレガシーを世界へ、そして未来へ
東京青年会議所には設立から75年間の歴史があり、これまで多くの社会課題の解決へと取り組んできました。この歩みを止めることなく、私たちは常に成長し、学び続けなければなりません。
2025年は、44年ぶりにJCI会頭、15年ぶりに日本青年会議所会頭が東京青年会議所から輩出されます。6つの姉妹青年会議所をはじめとした国内外のメンバーと積極的に交流し、会員相互の理解と友情を深めると同時に、アワードを通じて世界中に東京青年会議所の運動を波及させていきましょう。
また、強固な国際的ネットワークを持つ東京青年会議所だからこそ、世界課題の協働的解決へ向けてリーダーシップを執る責務があると考えます。国連は、2030年のSDGs達成が危ぶまれていると警鐘を鳴らしています。誰一人取り残さず地球規模で持続的発展を続けるために、今こそ東京青年会議所が率先して行動を起こし、日本人の持つ相互扶助と思いやりの精神を世界へと届けましょう。
世界会議アワード申請を見据えた運動展開
これまでの75年間、「明るい豊かな社会の実現」に向けて、先人達は脈々とその意志を受け継ぎ様々な運動を展開してきました。社会変革を担う私たちは、課題に対して未来を予測し、ユニークな視点を加えた最善の方法を自らの手で創り、私たちが紡いできた産・官・学・民のネットワークを最大限に活用しながら「新社会システムの創造を通じた個人の意識改革」を機軸とした運動を展開していきます。
この世界には、無限の可能性が広がっています。異なる文化や価値観と交わり、共に成長できる機会が広がっています。私たちが起こした運動を連鎖的に広げ、東京、日本そして世界を変えられる運動を目指します。
共生政策・福祉政策・経済政策において、『相互扶助による新たな共生社会の創造』・『社会全体で未来を担う「子育て」』・『生成AIの活用による新付加価値型経済』の3テーマの政策を推進すべく、青年として飽くなき情熱を持ち、私たちは「共感される運動」を創っていきます。
東京青年会議所のファンを創るブランディング
私たちはカウンターパートと共に年間100以上の事業を実施していますが、社会全体に届いているとは言い難いのが現状です。どれだけ優れた運動を展開しても、受け手に届かなければ解決には繋がりません。東京青年会議所の価値を高めるためには、事業のターゲット層に情報をしっかり届ける必要があります。情報の伝え方や共感を得る方法を検討し、専属業者と業務委託契約を結んで第三者の視点を取り入れた配信を行います。これにより、運動の魅力を広め、発信数を増やしてファンを獲得し、ブランド価値を向上させていきましょう。
また、第40回わんぱく相撲全国大会は、東京青年会議所の組織力を示し、ブランド確立に重要な運動です。地域に根差した大会を通じて、地域の一体感や共創の意義を再認識し、組織力を向上させることが求められます。歴史に裏付けられた運動を継続し、「ALL TOKYO」で発信することで、JCのブランド価値を高め、多くのファンを創出していきましょう。